100万円の借金、リボ払い40万円の絶望から、資産1,000万円へ。エンジニアの僕が家計の『バグ』をデバッグした4年間の記録(中編)

家計のデバッグ記録

前編では、新築キャンセルの違約金とリボ払いでどん底にいた我が家の状況をお話ししました。

[▶︎ 前編:100万円の借金、リボ払い40万円の絶望。家計のどん底から「家計再建」へのスタートラインに立つまで]

中編では、エンジニアの僕がどのように家計を『デバッグ』し、運用とメンテナンスを開始したのか。その具体的なログと戦略を公開します。

家計再建への第一歩:家計簿をつけて支出を把握

家計再建として、私がまず始めたのは、家計簿をつけることでした。

学生のころから家計簿はぼんやりと付けていましたが、本当にぼんやりと付けているだけで、何かに活用している訳ではありませんでした。

無料のライフプラン相談所にも行きましたが、そこでも食費にいくら使っているのか、固定費はいくらなのか、我が家の家計を全く把握しておらず、相談員の方に『食費は月いくらですか?』と聞かれても、夫婦で顔を見合わせるだけで……。あの時の情けなさと申し訳なさが、本当の意味で自分たちの家計を知ろうと思った原動力でした。

家計簿をつけ始める時に決めたことは1点だけ、支出(何にどれだけのお金が使われているか)を把握すること、これだけです。

一般的に家計簿と言えば、支出のみではなく収入も合算した収支を把握する為に使われることが多いですが、私の場合はこの性格上、収支が合わないことの方が多く、その数字合わせのために多大な労力を費やしていましたので、収入も記録はするが収支は結果であって現実ではないと割り切りました。よく分からない収入やポイントとかを加味していたら、キリがないですからね。

家計簿を記録する為に使用したアプリは、「Zaim」という家計簿アプリ。
以前は別の無料のものを使っていましたが、カテゴリが私たちの家計とは当てはまらず、必要経費と割り切り年会費を支払ってカスタマイズできるものを選択しました。
クレジットカードの支払いはもちろん現金での買い物も多かったので、レシートが読み込めるアプリということで、こちらを選択しました。

家計簿アプリ「Zaim」や私たちが設定したカテゴリについては、どこかで詳しくお伝えできればと思います。

さらに、妻任せにしていた家計管理を私が主となって管理することとしました。
どんぶり勘定だった考えを一新して、まずは抜けもれなく支出を記録することに徹底しました。

ようやく、私たちの「家計再建」の第一歩を踏み出しました。

ついに発見:家計のバグ

家計簿をつけて分かったのが、趣味に多くお金を使っていたこと親から勧められた保険をずっと支払っていたこと使途不明金(支出をしたが項目に入れていない)が多いことでした。

欲しいものを欲しいままに購入しており、自分の財布や口座に残金がどれだけあるのか把握せず、来月の収入はどれだけなのか想像もしないまま使っていましたので、寸志のボーナスを毎月の赤字に補填している状況が続いていました。

そんな状況を目の当たりにした私は、家計は一つの会社であると考え、会社が収支を把握するように、家計でもその真似事を取り入れることとしました。

運用と保守:家計は会社と同じ。月々の予算を設定し、黒字達成へ

コロナ禍だった頃、私の会社では、どうやって費用を抑えるのか、どうやって収益を最大化するのか、そんな話が日々飛び交っていました。いち社員の私は最初はよく分からなかったその数字たちに、いつの間にか興味を惹かれ、自社の売り上げ予想や実際の営業利益、予算や費用などの数字を追うようになりました。

そういった会社のような仕組みを私たちの家計に疑似的に取り込めないかと考えた結果、まずは毎月の黒字化を第一の目標としました。

収入ー支出>0であれば、黒字達成となります。
しかし、今まで散財をしてきたの私たち。意志の力で貯金するのは潔く諦め、給与日に強制的に別口座へ移す「仕組み」に頼ることにしたのです。

それが、収入ー貯金=支出です。

確実な黒字化を達成するために、銀行口座に給与振り込みがあった翌日には夫婦共同の銀行口座へ自動振り込みがされる設定とし、貯金の王道である、収入ー貯金=支出のルールを採用しました。

また、私たちの家計では、初年度は家計簿アプリ「Zaim」が保有している機能の一つである予算設定を使って、自分が設定した予算に対してどれだけのズレがあるのかを把握するよう努めました。

その結果、初年度となった2023年は、帰省や祝い事などが重なり赤字の月はありましたが、それ以外は全て黒字を達成し、家計再建の初年度は約230万円の黒字を達成することができました。

<2023年サマリー>

黒字達成月
(対収入)
10/12
赤字平均額
(対収入)
約-26.4万円
(3月、4月)
世帯収入
(手取り)
約839万円
支出約602万円
年間収支約237万円
総資産額約248万円
/約11万円
(2022年分の貯蓄)

支出を把握し、先取り貯金を徹底しただけで、これだけの金額が手元に残ったことは、私自身が一番驚きました。

もちろん、夫婦ともにフルタイムで働くことができ、世界経済もコロナ禍に順応し始め、ボーナスもコロナ禍前の水準に戻りつつあることから、それなりの収入があったことは事実です。

しかし、収入がある家計でもそれを上回る支出があれば、たとえ1,000万円や2,000万円の収入があっても、資産はマイナスのままです。

だからこそ、収入ー支出>0を目標とした、収入ー貯蓄=支出の仕組みを導入することが家計黒字化への必勝法なのです。

私たちが、ここまでに家計に取り入れたマインドやルールはたったこれだけです。

<私たち家計の運用・保守システムに取り入れた仕組みやマインド>

  • 家計簿は支出を把握するために記録する (収支の数字はただの結果として見る)
  • 収入ー貯金=支出で先取り貯金で、月々の黒字化を目指す
  • 毎月支出の予算を立てて、予想とのズレを把握する
  • お金の使いどころにメリハリ

ついに、「家計再建」の第一歩を踏み出し、初年度は黒字化を達成することに成功した私たちの家計。
今までとは異なる習慣は果たして継続できるのだろうか。

後編では、「家計の運用・保守システム」により「仕組み化」した家計がどうなったのか、4年間の「資産推移ログ」を余すことなく公開します。

[▶︎ 完結編:「家計の運用・保守システム」により「仕組み化」した家計の、4年間の「資産推移ログ」]

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